会社内で、営業管理ツールと呼ばれるものを使っている人は少なくありませんが、営業管理ツールというのは一体どのようなものでしょうか。営業管理ツールは、営業するにあたり様々な情報をそこに詰め込み、そこから必要な情報を共有するような形が一般的です。例えば、あるお客さんと対話をし、そこから契約に結びついた場合は、そのデータなどを載せていき、成功事例として多くの人と共有するわけです。これにより、うまくいく人が増えるかもしれません。
ただ実際には、そのようなことをしてもなかなかうまくいく人が増えるわけではありません。何故かと言えば、成功したパターンと言うのは、その人固有のパターンの可能性があるんです。その人がそのタイミングで行ったから成功したのであり、そのやり方を他の人が別のタイミングで行ったとしても、うまくいかないケースが多いわけです。よく、勉強などでも東大生が教える勉強方法などと言う本もあります。
その内容を同時に勉強したとしても、ほとんどの人は受からないでしょう。何故かと言えば、もともとの学力も違いますし、その人だからできたと言う部分が強いからです。一方これに対して使える部分もあり、それは失敗した内容になります。失敗事例と言うのはとても重要であり、大抵の人はその通りに行うが同じような失敗を繰り返すことになります。
そうだとすれば、うまくいったことよりも失敗した事例をとにかく研究し、それを繰り返さないように残しておくことが必要になるでしょう。