会社の営業部門では、業務が属人化してしまうことがしばしば起きます。最前線の営業担当者だけに情報やノウハウ・スキルが集中してしまい、営業部全体では何も情報が共有されていないということになりがちです。いちおう全体を統括する営業マネージャーはいたとしても、ほとんど担当者任せでマネージャーとしての機能が果たせていないことが多いです。営業という仕事の性質上、多少しかたない面もありますが、属人化を放置しておくと、思わぬところで足元をすくわれるかもしれません。
例えば、担当者がいきなりいなくなったりしたら、どうしていいのか分からなくなってしまいます。顧客にも迷惑をかけてしまうかもしれません。やはり営業マネージャーとしては、それぞれの担当者と情報を共有しておくのが望ましいのです。営業の情報を共有するのに有効だということで近年注目されているのが営業管理ツールです。
営業管理ツールを導入すれば、今までなかばブラックボックスと化していたそれぞれの営業担当者の営業活動を、かなり見える化することができるようになります。全員が同じ営業管理ツールを使って、逐一情報を入力していけるので、進捗状況などがリアルタイムで把握できるようになります。蓄積された情報は、営業マネージャーだけでなく営業部のスタッフ全員で共有することも可能です。このように情報を皆で共有することで、優秀な営業スタッフの仕事の仕方を学ぶ機会にもなりえるでしょう。
